先日、平成28年度税制改正大綱が発表されました。
以前から懸案事項だった軽減税率については、平成29年4月の消費税率10%への 引き上げと同時に導入が決定し、酒類と外食を除く飲食料品と新聞の税率を増税後も 8%に据え置く措置がとられました。 ついに決まってしまった、という感じです。 我々、実務者にとっては、非常に悩ましいことです。 というのも、従来の単一税率ではなく、複数税率になることにより、より処理が複雑になるためです。 ですが、この「外食」について、すでに軽減税率が根付いている欧州では、様々な問題があるようです。 例えば、ファストフード店で「持ち帰り」と店員に告げ、消費税8%(つまり軽減税率)を 支払い、何事もなかったようにその店内で食事をはじめた場合、税率はどうなるのだろうか。 イギリスでは、上記のようなケースを避けるため、「温めた食品を提供したら軽減税率適用なし」としたそうです。 つまり、温めたんだから、その場ですぐ食べる=外食でしょ、という論理です。 そしたら、こんどは冷たいまま提供し、置いてあるレンジで客に勝手に温めてもらう、というサービスを始めたそうです。 もういたちごっこです。 実際、ドイツでは、訴訟に発展するケースもあるようです。 ちなみに消費税はあくまで「預り金」であるため、上記の例で言えば、店側としては、 軽減税率の適用有無に関係なく、店の利益に影響を与えることはありません。 しかし買う側としては、同じ食べ物を買おうとした場合、少しでも税率が低い方を選ぶのは当然だと思います。 そのため、上記の例のような問題が起きるものと思われます。 さて日本では、どうなることやら。。。 茨城本部 石川 スポンサーサイト
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最近気になった新聞記事より
長時間座っていることが健康によくないという研究が進んだことを背景に、近頃、立って仕事をする職場が増えているそうです。 オフィス机の高さが変えられるタイプのものを配置して、適宜、机を上げ下げし、立ったり座ったりしながら仕事の効率アップを図っているようです。 座る姿勢での腰椎への負担は、立っている時に比べ1.4倍、足も座っている時のほうがむくみやすい。 「イスに座ると太ももが圧迫されて血流が悪くなり、眠くなり、仕事の効率も落ちる。立つと足の筋肉を使い、脳は活性化するが、長時間では疲れる。一番いいのは立ったり座ったりすること」なのだそうです。 これからの時期、事務所内で長時間座ってることが増えます。 時々背伸びなどして気分転換をしながら、効率よく仕事に取り組んでいきたいと思います。 中村 |
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