お盆休みに北海道に帰省しました。
もう一生乗れないと諦めていた
寝台列車カシオペアのチケットが取れたのです。
近くで見て、乗って、となにもかもが新鮮でしたが
ビックリしたのは通路の狭さでした。
小柄な女性ならともかく、男性はスレ違うのも困難かとおもわれましたが
実際歩いてみると、皆さん前方から誰かが来るとわかると
すぐに後方のデッキまで下がってくれます。
自然と「ありがとうございます」と笑顔がこぼれ
今はじめて会った人なのに親しみを感じます。
優雅な列車は人の気持ちまで優しくしてくれました。
乗務員さんも他のお客様も
皆さん気持ちの良いかたばかりでした。
そんな感動のなか
深夜の駅のホームには
カシオペアを一目見ようと、長い時間待ってくれていたファンが沢山いました。
独特の風貌の方達がカメラ片手に
嬉しそうに手を振りながら列車に駆け寄ります。
普段なら、ちょっと退いてしまう光景ですが
みんなこの列車が大好きなんだなぁと思ったら、なんだか涙がでそうでした。
来年には新たな寝台列車「四季島」が運行します。
こちらはもっと豪華ですごい列車になりそうですが
カシオペアのこの感動も忘れないようにしたいです。

高木