先日、家紋について、お話を聞く機会がありました。
家紋の由来とか、いろいろ伺ったのですが、 一番印象に残った話は、黒紋付きの礼装の五つ紋が付いている話です。 第一礼装には、五つ紋が付いているくらいは、知っていると思いますが、 五つ紋が「先祖・両親・兄弟・親族」を表しているので、 御先祖様の御加護で邪気を祓い意味があるそうです。 そこで、五つの紋の場所ですが、 背中、左右の胸、両袖の五か所で、それぞれに意味があるそうです。 その昔、災いや邪気は背中から入ってくると恐れられていました。 そこで背中を守るために背中の家紋(背紋)はご先祖様。 両袖(袖紋)は、兄弟や近親者 左右の胸(抱紋)は、両親を意味し、 この五つの家紋で血筋とか一族を表したということで、 五つ紋の着物を持つことは、御先祖様に守っていただくとこを意味するそうです。 そこで、疑問に思ったことは、男の子のお宮参りの初着には家紋(五つ紋)をいれますが、 女の子の初着に家紋は入れないのが一般的の様な気がします。 まれに、背中に一か所入れる(一つ紋)も見かけますが、… 女性は、いつになったら五つ紋がついて御先祖様に守っていただけるのでしょうか? 女性は十九の厄払いで、黒紋付きを誂える方が多いそうです。 そうすると、十九歳までは、御先祖様の御加護がないのかしら? かわいそう・・・・ おまけの話ですが、この黒紋付きは亡くなったら一緒にお棺に入れて貰って、 三途の川の向こうから、この紋を目印にご先祖様がお迎えに来てくれるそうです。 だから、生家の家紋で作って、生家の御先祖様に迎えにきてもらうそうです。 婚家の家紋で作ると、御先祖様が迷子になってしまうのかしら? もしかしたら、家紋を持って三途の川を渡らないと、お迎えにきてもらえない??? なんて余計な事を考えてしまいました。 小 村 スポンサーサイト
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